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JIPC加盟各社 紹介 第9回 株式会社DNPソーシャルリンク

JIPC加盟各社 紹介 第9回 株式会社DNPソーシャルリンク

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普段利用しているポイントサイトをどんな企業が運営しているのか、気になったことはありませんか? 会社概要や沿革を読むだけでは分からないことも多いはず。そこで、JIPCに加盟している企業を順次訪問、ポイントサービス事業を統括する責任者にスポットを当てながら、他社にない取り組みや強み、社風など、企業の素顔の一端を照らし出してみました。

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地上25階建てのDNP五反田ビル。この威風堂々たる高層ビルの一画にオフィスを構えているのが、ポイントサイト「エルネ」を運営する株式会社DNPソーシャルリンクです。グループ全体で4万人規模の従業員を抱えるDNPグループのなかで、DNPソーシャルリンクが目指すところとは? 昨年よりオペレーションディビジョンのリーダーを務めている金子洋輔さんにお話しを聞きました。

<DNPソーシャルリンクが提供するポイントサイト>

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ショッピングをしたりアンケートに答えたり、ゲームをするとポイントが貯まるポイントサイト。各種ギフト券に交換もできる。

金子さん トリミング

【金子 洋輔さんプロフィール】

株式会社DNPソーシャルリンク

オペレーションディビジョン リーダー

金子洋輔さん

1981年東京都生まれ。大学卒業後、コンテンツプロバイダー勤務を経て、2011年7月 DNPソーシャルリンク入社。ポイントサイト「エルネ」の広告営業を中心に、コンテンツ開発、リサーチ、イベントプロモーションなどに携わる。2016年秋 オペレーションディビジョンのリーダーに就任。趣味はサッカー観戦。

【企業概要】

株式会社DNPソーシャルリンク

2000年7月7日創業

資本金:1000万円

従業員数:26名(2017年6月現在)

代表取締役:廣瀬 守

事業内容:ポイントサービス「エルネ」の運営。

「エルネ」を軸にした各種マーケティングソリューションの提供。

http://elne.jp

 

――プロフィールを拝見すると、金子さんがDNPソーシャルリンクに入社されたのが2011年。入社当初はどのような業務に携わっていたのですか?

金子 弊社のポイントサイト「エルネ」の純広告を担当していました。ターゲティング・メールやバナー広告などを営業して販売する、そのような仕事でした。

――以降、さまざまな経験を積まれた後、2016年の秋に現在のポジションであるオペレーションディビジョンのリーダーに就任されています。オペレーションディビジョンとは、どのような部署になるのでしょう?

金子 簡単にいうと、「エルネ」を運営して売上を上げる部署ですね。もちろん、そこにはアフィリエイト広告もあれば、純広告もあります。それらすべてを見ているのが、オペレーションディビジョンです。

――では、現在のポジションに就かれてから、金子さんが最も力を注いで取り組んできたことは何でしょう?

金子 「エルネ」には明確なコンセプトがあります。“ポイントで始める いいこと生活”がそれです。しかしながら、サービス開始からまもなく18年目を迎えるポイントサイトではあるものの、その間、コンセプトに合うだけのサイト作りやサイト運営が出来ていたかどうか? その点については、異動する前から疑問を抱いていました。

――どうして疑問を抱いたのでしょう?

金子 業務上、広告主様やパートナー企業様と会話する機会が多く、外部からの評価をしばしば耳にしておりました。

――なるほど。

金子 そうした外部の声もしっかり踏まえた上でサイト作りをしていきたいと思いました。現在のポジションに就いて以降、そのことに最も力を入れて取り組んできました。

――具体的にはどのような取り組みをされたのですか?

金子 コンセプトに合ったサイトを如何にして作るか? が一番の課題になるわけです。そこで「エルネ」のスタッフが、何よりもまずサイトのことが好きで、コンセプトも深く理解していて、それこそ“自分ごと”として運営にあたるようでなければならないと考えました。売上も大事ですが、その前にどうすればユーザーの皆様に楽しんでもらえるか? の視点の方が大事。「エルネ」のスタッフが、まずはみずからサイトを楽しめるようでなければいけないだろう。そうした視点に立って、現在の組織を作りました。

――ある種の意識改革ですね?

金子 そこが大きかったと思います。自分でやってみたら楽しかった、お得だった。だからユーザーにも勧めたい。そういう意識で仕事をして欲しいと思っていましたので。それから、見映えも当然変えるべきだと思っていたので、サイトもすぐにリニューアルしています。明るくて柔らかい雰囲気のサイトになったと思います。「エルネ」は30代40代の女性をターゲットにしているサイトで、アクティブに動いてくれているユーザーさんも女性が中心。ならば、運営スタッフもユーザー層に合わせた方が良いだろうとういことで、女性中心の組織に変えました。“自分ごと化”するといっても、男性には化粧品のことはよく分からないですからね(笑)

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地上25階建てのDNP五反田ビル。この高層ビルの一画にDNPソーシャルリンクのオフィスがある。

――変革に対するユーザーの反応はどうだったのでしょう?

金子 当然、さまざまな反応があったことは事実です。しかし、各種指標の伸び、なにより全体の売上が相当伸びましたので、それをそのまま評価として受け取っています。

――今のお話しにも通じるかと思いますが、同業他社にはない御社ならではの強みがあるとすれば、それは何だとお考えですか?

金子 手前味噌に聞こえてしまうかもしれませんが、創業141年目を数えるDNPグループの一員として、多業種のお得意様との関係性と情報加工業としての多品種なデジタルソリューションを絡めた提案~運用が出来ること。たとえば、万全なセキュリティ体制だったり、隙のないオペレーション体制だったりですね。やはりこれは弊社のひとつのウリだろうと考えています。

――では、同業他社の集まりであり、御社の代表が副会長を務めてもいるJIPCについてはいかがでしょう? 参加することによって得たメリットがあるとすれば、それはどのようなことだとお考えですか?

金子 ポイントメディアは互いに競合関係になるわけですけれど、頻繁にミーティングを開いたり、協業したりと、相互に近い関係にありますね。各社が定期的に集まって、いろいろな情報を共有できるなんて、珍しい団体だと思うし、メリットしかないと思うぐらい良い集まりだとも感じています。実際、「エルネ」内のゲームコンテンツなどは、他社さんにご提供いただいたものが少なくありません。

――情報の共有とは、たとえばどのようなことになりますか?

金子 たとえば、不正ユーザーの詳細や対策について、JIPCから情報をいただいているのですが、これは本当に助かっています。弊社もその情報を踏まえて、オペレーションを検討できますからね。

 

――次に御社の社風についてお伺いします。代表のキャラクターが社風に反映されることもあるかと思います。御社の社風とはどのようなものでしょう?

金子 僕が入社した時期と現社長の廣瀬が代表の座に就いた時期がほぼ同じということもあって、当時からお互いによく話していたのが、「とにかくチャレンジしていこう」ということでした。それまではどちらかというと非常に真面目、堅苦しい社風でしたので、それを変えていこうと。たとえば、ポイントメディア内のコンテンツにしても、ゲームの類いをそれまでは全くやってきませんでしたが、積極的に導入することにしましたし、サイトの見せ方も大胆に変えました。その意味では、「チャレンジ」が弊社の社風を表す言葉としては一番合っているのではないかと思っています。

――なるほど。

金子 DNPグループの中でも特殊なことをやっているという自覚はあります。逆にいえば、僕らにしかできないことをしている。それがグループ内での差別化となり、自分たちの立ち位置を明確にしています。

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終始笑顔でインタビューに答えてくれた金子さん。仕事への熱い想いを語ってくださいました。

――金子さんご自身についても、いくつか質問させてください。まず、ご自身のパーソナリティについてですが、社内外を問わず周囲からどんなパーソナルの持ち主に見られていると思いますか?

金子 社内的には、できるだけ近い距離感で接しているつもりなので、少なからず親しみやすい人だと思ってもらえているんじゃないか……というか、そう願っています(笑)。それから当たり前のことになりますが、社内的にも社外的にも“人にされて嫌なことは自分もしない”を心掛けて仕事をしていますので、その部分が伝わっていたら嬉しいですね。

――リーダーというポジションに関連して心掛けていることはありますか?

金子 メンバー間で何か不満な点がある時は、一度自分を通すようにしてもらっています。当人同士が直接ぶつかってしまうと、感情的にもなりますので自分がクッション役になって話し合うようにしています。ただ子供同士ではないので、介入し過ぎないようバランスよく対応しているつもりです。

――なるほど。金子さんご自身は自分のパーソナリティをどう見ていますか?

金子 営業気質かなとは思っています。営業畑で長いこと人と接する仕事をしてきましたし、その仕事が自分でも好きですから。話し合いを通してお互いにメリットを見いだすことが営業気質だとすれば、接客業のバイトをしていた学生の頃からこの気質は少しも変わっていませんね。

――プライベートについても、いくつか質問させてください。毎日、お忙しいとは思いますが、現在、プライベートで最も時間を費やしていることは何ですか?

金子 サッカー観戦ですかね。Jリーグの試合を観に行くことが多いです。

――ちなみに、贔屓のチームは?

金子 FC東京です。調布のホームスタジアムに足を運ぶことはもちろん、アウェイ戦にも足を伸ばします。今年も仲間と一緒に大阪まで遠征しました。プチ旅行をしているような感覚もあって、とにかく楽しいですね。

――いいですね。カルチャー関連、本とか映画とか音楽とかで最近、心に残ったものはありますか?

金子 藤井健太郎さんの『悪意とこだわりの演出術』という本が、心に残っています。藤井さんはTBSのプロデューサーで、「水曜日のダウンタウン」や「クイズ☆タレント名鑑」などを手掛けている方なんですが、本のタイトル通り、演出に悪意とこだわりがあって、しばしば叩かれたりもする、良くも悪くも話題の人なんですね。しかしながら、自分の目にはその悪意というか悪ふざけというか、それがとても魅力的に映るんです。もちろん、弊社の社風とは真逆になりますけど(笑)、ただ、自分の生き方としては、いくつになっても悪ふざけ的なことは続けていたい、そんなことを再認識させてくれるような本でした。

――本の内容が仕事のヒントになったりしたことはありましたか?

金子 じつは今年4月、3年ぶりにエイプリルフール企画を実施しました。準備にそれなりの時間をかけて、エイプリルフール当日、ユーザーの皆さまにメールをお送りしました。内容は「『エルネ』が牛丼屋を始めました! 玉子無料のクーポン券をお付けしましたので、皆さま是非ともご利用ください」というもの。そして、ユーザーさんがメール内のリンクをクリックすると、「エイプリルフールのネタでした。ごめんね」と書かれた種明かしサイトに飛ぶという仕掛けです。弊社としてはギリギリの線を狙ってのチャレンジでしたが、評判は上々で、ユーザーの皆さまから「お堅いイメージの『エルネ』がこんなお遊びをしてくれるとは思わなかった」などの声をいただきました。この一件などは、書籍の影響があったかなと思っています。

――社風のチャレンジとも繋がるお話しですね。ちなみに座右の銘はお持ちでしょうか?

金子 座右の銘というか、漫画の中のセリフになるんですけど。昔、「ろくでなしBLUES」というヤンキー系の学園漫画がありまして、その中で主人公の前田太尊が言い放った「力が信頼を生むんじゃねぇ、信頼が力をくれんだよ」というセリフが当時、中学生で剣道部の主将を任されていた自分にとても響いたんですね。イチ学年上は神様という体育会系だったこともあり。。。それ以来、いくつになってもそのセリフの重みが失われることはなく、今もディビジョンのみんなが信頼してくれているから(たぶん)、自分がそれを力に動けているんだという実感を持っています。その意味では、やはり前田太尊のセリフが座右の銘ということになるんでしょうね。

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DNP五反田ビルの中にはオフィスフロアの他に、大日本印刷が手がけるさまざまな取り組みの紹介やテクノロジーの展示などがある。社員食堂は広くて明るい空間。

――では、ビジネスの話に戻ります。現在抱えている課題と将来への展望をお聞かせください。

金子 企業活動を考える上で、すでに欠かせないキーワードとなっているのが「デジタルトランスフォーメーション」です。既存ビジネスをアナログからデジタルに変換するという意味です。これは弊社というよりは、DNPグループ全体の指標になりますが、アナログとデジタルをシームレスに変換できる組織に変革していきましょうということを、今後とも積極的に提案していきたいと考えています。さらに、これまでにない体験をしていただくという意味での「エクスペリエンス」を加えた、この2つのキーワードを軸に、DNPグループはビジネスを展開していく予定です。

――なるほど。ビジネスの大きな潮流ですね。

金子 そうした指標を持つグループ全体と連携しながら、僕らも「エルネ」を最適化していきたい。実際、買物という行為ひとつとってみても、ユーザー=生活者を取り巻く環境は大きく変わっています。情報を入手するメディア、購買チャンネル、決算方法のすべてが多様化するなかで、ライフスタイル自体が変わりつつあります。そのように日々変化していくユーザー=生活者の行動や動線を分析して、コミュニケーションを最適化していくことが、これからは何よりも重要になっていくだろうと考えています。DNPグループの強みである安心・安全をベースにしながら、ユーザーの皆さまとダイレクトに接している「エルネ」という媒体を使って、最適な関係をしっかり構築していきたいというのが、ひとつの課題ですね。

――グループの中では御社が唯一といって良いほど、ユーザーとダイレクトに接することができているわけですね。

金子 そうです。要するに、一方通行にならないようユーザーの皆さまと、しっかり向き合うことが大事だということです。グループの中でも弊社は、ユーザー=生活者の声をダイレクトに聞くことができるポジションにいます。ユーザーの皆さまから寄せられるさまざまなご指摘を踏まえつつ、いかにサイト運営していくかが、今後の課題だと考えています。

――わかりました。では最後の質問です。5年後、10年後、金子さんご自身はどんな人物になっていたいですか?

金子 童顔なのか若く見られがちなので、10年後は風格を備えていたいですね(笑)。10年後は、現在の役職から一つでも二つでも上がっていたいと思いますし、その時にはそれに相応しい風格が必要だろうとも思います。もちろん仕事上だけでなく、風格を備えた人物にならなければいけないというのが、個人的なテーマとしてありますね。

――見た目だけの話ではなく、ということですね。今後のご活躍を期待しています。本日はありがとうございました。