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JIPC加盟各社 紹介 第6回 株式会社メディアフラッツ

JIPC加盟各社 紹介

第6回 株式会社メディアフラッツ

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普段利用しているポイントサイトをどんな企業が運営しているのか、気になったことはありませんか? 会社概要や沿革を読むだけでは分からないことも多いはず。そこで、JIPCに加盟している企業を順次訪問、ポイントサービス事業を統括する責任者にスポットを当てながら、他社にない取り組みや強み、社風など、企業の素顔の一端を照らし出してみました。

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神奈川県のほぼ中央に位置する平塚市。東京からのアクセスも便利なこの街に、創業当時から本社を構える株式会社メディアフラッツ。当初よりモバイルに特化した事業を展開。現在は主幹事業であるASP(アフィリエイトサービスプロバイダー)の他に、2つのポイントメディアを運営しています。果たして、どんな社風の企業なのか? 直面している課題は? 将来の展望は? ポイントサイトのマネジメントに長く携わってきたマネタイズグループ マネージャーの阿久根 良仁さんに話を聞きました。

<メディアフラッツが提供するポイントサイト>

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「ポイントぐるぐる」は、広告登録や無料アプリインストールで電子ギフト・電子マネーがどこよりも手軽に交換できる、スマートフォン専用のポイントサイト。

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簡単に利用できるお小遣いサイト。 貯めたポイントは現金、Web Money、iTunesギフトに交換可能。 フィーチャーフォン、スマートフォン対応。

 

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【阿久根良仁さんプロフィール】

株式会社メディアフラッツ

マネタイズグループ マネージャー

阿久根 良仁さん

1966年生まれ。神奈川県生まれだが、育ちは九州地方、とりわけ福岡県で長く暮らす。鹿児島大学卒業後、東京にあるコンピューターシステムの開発会社にSE/プログラマーとして入社。ほどなく転職。同様の会社数社で経験を積んだ後、2002年12月、株式会社メディアフラッツ入社。趣味は万年筆をコレクションすること。

 

【株式会社メディアフラッツ概要】

株式会社メディアフラッツ

2001年9月14日設立

資本金:1000万円

代表取締役:中村 佳史

事業内容:パートナーネットワーク事業 モバイルメディア事業 マーケティングソリューション事業

http://m-flats.co.jp/index.html

 

――御社は神奈川県平塚市に本社を構えていますが、ここを本拠地としたのには何か特別な理由があったのでしょうか?

阿久根 代表を務める中村は大学院生時代、フィーチャーフォンのサイトを展開するなどして築いた資本を元に、現在の会社を起こしました。その中村が通っていたのが平塚にキャンパスのある神奈川大学の大学院。なので、馴染みのある地域で会社を起こしたというそれだけの理由ですね。

――なるほど。

阿久根 それに、いまでは平塚近郊に住む人間ばかりが会社に集まっていますので、引っ越したくても、もう引っ越せません(笑)。

――そこは地方から人が集まる東京とは事情が異なりますね。さて、プロフィールを拝見すると、阿久根さんは2002年の入社。御社の設立が2001年だから、設立から1年も経たないうちに入社されたことになりますね。

阿久根 当時のメディアフラッツは、これからシステムをきちんと構築していこうというタイミングで、システム関連の仕事ができる人員を募集していました。私はSEやプログラマーとしてキャリアを積んできた人間ですが、当時はちょうど前の会社を辞めていた時期で、新聞の募集広告を見て応募しました。

――御社は設立当初からモバイルに特化されていたと聞いています。NTTドコモが「iモード」を始めたのが、確か1999年でしたか。阿久根さんが入社された頃は、まさに「iモード」全盛期だったのでは?

阿久根 そうですね。代表の中村が弊社を設立するのに充てた資本というのも、じつは「iモード」サイトを作ることで築いたものでした。着目したのが早かったんですね。私の方はプログラマーやSEの仕事がPCを中心としていたこともあって、携帯電話の世界にこんなにも大きなお金が動いていることを入社して初めて知り、ビックリしたという印象でした。

――モバイルにいち早く着目したということであれば、設立当初より業績を順調に伸ばしてきたのではないですか?

阿久根 そういうわけにはいきませんでした。今でこそポイントサイト事業にも全社挙げて注力していますが、設立当初の……そして今もそうですが、弊社の主力事業はアフィリエイトのサービスプロバイダー、いわゆるASP事業なんですね。ところが、当時はネット広告といえばクリック広告が主流。成果が出ないと課金されないアフィリエイト広告より、そちらの方が分かりやすかったのでしょう。そういうわけで始めは苦労しました。その後、時代を経るにつれてアフィリエイト広告の認知度も上がり、業績も右肩上がりに伸びていきました。

――ポイントサイトに関しては、御社は現在、2つのポイントサイトを運営されていますね。

阿久根 「キャッシュバックモバイル」と「ポイントぐるぐる」ですね。会員数は両方合わせて5万2000~5万3000人ぐらいでしょうか。

――2つのポイントサイトには、それぞれどのような違いがあるのでしょう? 御社ではどのような色分けをされているのですか?

阿久根 「ポイントぐるぐる」の運営開始が2013年4月から。対して「キャッシュバックモバイル」の方はかなり早くて、2008年10月に運営を開始しています。「キャッシュバックモバイル」はフィーチャーフォン向けのポイントサイトとしてスタートしましたが、ネーミングの印象もあって、現金に換金されるユーザーさんの割合が圧倒的に多いんです。

――確かに“キャッシュバック”というネーミングは現金を連想させますね。

阿久根 その後、端末がフィーチャーフォンからスマートフォンに代わっても、やはり現金に換金されるユーザーさんが大半を占めています。それはそれとして今後も大いにお使いいただきたいと思っていますが、それとは別にポイントをAmazonコードやiTunesコードのような電子マネーと交換したいというユーザーさんが、気軽に使えるようなポイントサイトを弊社にも作りたい。そのような動機から2013年に立ち上げたのが「ポイントぐるぐる」です。

――そもそもターゲットが異なるということですね。そういえば、最近、ポイントサイトをリニューアルされたそうですが…。

阿久根 「キャッシュバックモバイル」の方は、歴史もあって長期に渡り継続的にご利用いただいているユーザーさんが数多くいらっしゃいます。信頼を背景にユーザーさんが資産的に蓄積されているとも言えます。一方、「ポイントぐるぐる」の方は、まだそのレベルに達していないため、テコ入れが必要だと考えました。リニューアルを実施することで、もっとユーザビリティを上げていくつもりです。

――なるほど。ちなみに現在、阿久根さんはマネタイズグループのマネージャーとのことですが、このポジションにはいつ就かれたのですか?

阿久根 部署名が変更になったりしているんですが、前身となった部署からですと、2007年の10月からになります。

――業務内容は?

阿久根 これがひと言ではなかなか説明しづらくて(笑)。当初はSEやプログラマー、いわゆるシステム屋として入社したわけですが、「いろいろなことを知っているんだから、メディアのマネジメントもできるでしょ?」という話になり(笑)、今のポジションに就くことになりました。現在はポイントサイトを中核とした、各種B to C事業のマネージャーという役回りを務めています。これはポイントサイトに限らず、マネタイズできるメディアや仕組みを立ち上げてハンドリングしていくというものです。とはいえ、いまだにプログラミングをしてシステムを構築したりもしています。できることは何でもヤルというスタンスですね。

――分かりました。では、現在のポジションに就かれてから最も注力して取り組んできたことを教えてください?

阿久根 自分のキャリアのなかで、それまでメディアを立ち上げたことがありませんでした。当然、ユーザーさんを1対1でサポートしていくという経験もなかったので、まずは誠実にサポートしていくことを出発点にしました。もちろん、私だけということではなく、私を含めたチーム全体で、サポート体制の確立に努めてきました。このことに最も注力してきたつもりです。もっとも、直近でいえば、そうした業務は担当者に任せて、私はサイトのリニューアルに全力を注いでいましたね。

――ということは、阿久根さんもリニューアルに相当関わったということですね?

阿久根 はい。開発のメンバーや運用のメンバーと頻繁に打ち合わせを重ねて、それ以外にも毎日のようにプログラムをゴリゴリ書いたりしていました(笑)

――リニューアルサイトは、いつ、リリースされたのですか?

阿久根 「ポイントぐるぐる」は6月28日に、「キャッシュバックモバイル」は7月27日に、リニューアルリリースしました。

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ここ数ヶ月は、サイトのリニューアルに向け、忙しい日々を送っていたという阿久根さん。

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“モバイルサイトに強い”と定評のあるメディアフラッツだけに、動作確認などのために必要なモバイル通信機器が社内フロアの一角にたくさん置いてある。

 

――サイトのリニューアルを終え、今後の展開が楽しみな御社ですが、同業他社にはない御社ならではの強みがあるとすれば、それは何でしょう?

阿久根 創業時よりモバイルに特化してきたという歴史もあるので、やはりモバイルサイトに関しては、いろいろな意味で他社に負けないスピード感を持っていると自負しています。たとえば、換金についても楽天銀行さんが行っているメルアドと送金金額のみで振り込みができるサービス「メルマネ」にもいち早く対応しました。もっとも、JIPCに加盟されている各社さんと比べてしまうと、強みとまでは言えないかもしれませんね。ただ、JIPC以外の同業他社と比較すれば、スピード感はやはり弊社の強みかなと思います。

――なるほど。では、そんな同業他社の集まりであるJIPCに御社も加盟しているわけですが、加盟することにどのようなメリットを感じていますか?

阿久根 やはり安心・安全の象徴という意味合いは大きいですね。それは広告主さんから見ても、ユーザーさんから見てもそうだと思います。弊社のメディア運営が正しい方向か否かを外からの視点で評価できるということもあるでしょう。いずれにしろ、安心・安全を提供しているその象徴として考えています。

――分かりました。次に御社の社風についてお聞きします。創業から今年で16年目を数える御社ですが、どのような社風の会社ですか? 社風をひと言で表すとすると?

阿久根 そうですね。“堅実”かな、と思います。これは主力であるASP事業が堅実にならざるを得ないこととも関係しています。アフィリエイト広告は1件1件の成果を地道に積み重ねていって、初めて売上げが立つ商売です。成果を上げるためには、広告主さんから信頼を得て、継続的に出稿していただかなければなりません。さらにアフィリエイト広告の配信先であるパートナーメディアさん――弊社以外のポイントサイトやアフィリエイト専業のサイト、ブロガーさんなどですが、こうした方々からも信頼を得て長くお付き合いしていただかなければなりません。自然と堅実にならざるを得ませんね。浮ついた仕事をしていたら信頼されませんから。

――堅実な社風なんですね。社員も真面目な方々が多いのでしょうか?

阿久根 真面目の定義にもよります(笑)。金髪の社員もいますし、私も普段はもっとラフな服装をしていますから。ただ、人間として浮ついた感じの社員はいませんね。

――今日の阿久根さんはネクタイ姿ですが、普段はもっとラフなんですね。なるほど、ではプライベートについても少しお聞かせください。今、プライベートで最も時間を費やしていることは何ですか?

阿久根 私は年齢のわりに子供がまだ小さくて……今3歳なんですね。だから、時間が許す限り、子供の相手をしていることがほとんどですね。妻が看護師で土日も働いていたりするので、休日はもっぱら子供とどこかに出かけたりしています。

――3歳だと可愛い盛りでしょうね。しかし、そうなると自分の時間はなかなか持てそうにありませんね。時間に余裕があった頃は、何か没頭するような趣味をお持ちですか?

阿久根 文房具が好きで、特に万年筆に惹かれるところがあって、自分でも買い集めたりしています。

――万年筆ですか!

阿久根 といっても、それほど高価なものではなく、3万円前後の国産メーカーのものを買い求めることが多いですね。今は全部で10本ぐらいはあるでしょうか。時間があれば文具店に出かけたり、自宅でメンテナンスに時間を費やしたりしていました。今も子供が寝た後に、愛蔵の万年筆を取り出しては、あちこちメンテナンスしたりして楽しんでいます。

――万年筆を好きになったのには、何かきっかけがあったのですか?

阿久根 『趣味の文具箱』という本の影響が大きいですね。この本のシリーズは万年筆を始めとする筆記具の特集をよく組んでいるんですが、読んでいるとどうしても欲しくなってしまう(笑)。日本の筆記具は安くても高品質なものばかり。実用面から考えれば高い万年筆など必要ないし、手書きで文字を書く機会も最近は少ない。でも、この本を読んでいると欲しくなる(笑)。

――多大な影響を与えていますね(笑)。

阿久根 でも、それって広告の視点から見ると凄いことですよね。1本の万年筆が生まれた背景だとか、「こう使うと楽しいよ」というようなシチュエーションを紹介したりだとか。要は豊かなストーリーを伝えることで、こちらの購買欲を刺激する。つまり、買うという行為を娯楽化しているわけです。先ほども申し上げましたが、アフィリエイトのASPが弊社の主力事業です。アフィリエイトのサイトを作るときも、『趣味の文具箱』的な手法を採り入れていくことが重要なのかもしれないと、読むたびに気づかされますね。

――なるほど。では、最後の質問になります。10年後、どんな人物になっていたいですか?

阿久根 役職や立場がどうこうというよりも、柔軟さを失わない人間でいたいですね。通信環境はこの10年で激変しました。この先の10年など誰も予測できないでしょう。10年後、新しい環境になった時、社内の主役は若い社員が務めているはずです。そんな彼らから上がってきた提案を、私は自分の経験と照らし合わせて判断しなければならないわけですが、果たしてその経験が判断基準として本当に正しいのか、再検討する必要に迫られるだろうと思っています。もちろん、自分なりの評価軸は持っていなければなりませんが、それ以上に変化に対応できる柔軟性を持ち続けていたい。むしろ、持ち続けていないとマズイだろうと。これは私個人だけではなく、弊社そのものにも当てはまる話です。弊社のような規模の大きくない会社では、環境変化に柔軟に対応していかないとやっていけないだろうと思っています。

――確かに、変化の激しい時代のなかでは、柔軟さを失わないことが大切ですね。本日はどうもありがとうございました。