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第4回 株式会社ライフメディア(JIPC加盟各社 紹介)

第4回 株式会社ライフメディア

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普段利用しているポイントサイトをどんな企業が運営しているのか、気になったことはありませんか? 会社概要や沿革を読むだけでは分からないことも多いはず。そこで、JIPCに加盟している企業を順次訪問、ポイントサービス事業を統括する責任者にスポットを当てながら、他社にない取り組みや強み、社風など、企業の素顔の一端を照らし出してみました。

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東京都世田谷区三軒茶屋。国道246号沿いに建つモダンなビルの5階に本社を構える株式会社ライフメディア。各種メディアにとりあげられることの多いアンケート・調査結果レポートサイト「リサーチバンク」を展開する同社は、ポイントサイト「ライフメディア」でもアンケートモニターを強みにしています。そんな特色ある同社の“現在と未来”について、代表取締役社長の宮澤 徹さんが語ってくださいました。

<ライフメディアが提供するポイントサイト>

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運用実績20年! アンケートモニターを中心にお得情報がいっぱい。

http://lifemedia.jp

宮澤社長  トリミング

【宮澤 徹さんプロフィール】

株式会社ライフメディア

代表取締役社長

宮澤 徹さん

成蹊大学経済学部卒。パソコン誌出版社勤務を経て、1989年エヌ・アイ・エフ株式会社(現・ニフティ株式会社)入社。企画部門にて新規事業の立ち上げ等に携わる。2012年6月 株式会社ライフメディアの代表取締役社長に就任。趣味はゴルフと高校時代から続けているサーフィン。

 

【株式会社ライフメディア概要】

株式会社ライフメディア

2000年11月21日設立(富士通株式会社からスピンオフ)

資本金:2億4952万円(2016年6月末時点)

代表取締役社長:宮澤 徹

事業内容:ライフメディアの企画・運営、インターネット等情報技術を利用した情報サービス提供業務、広告・宣伝・販売促進等の企画立案・実施の受託業務

http://www.lifemedia.co.jp/

 

――プロフィールを拝見すると、宮澤社長はニフティ株式会社のご出身なんですね?

宮澤 そうですね。簡単に経緯をお話しすると、1986年2月に日商岩井(現・双日)と富士通が50%ずつの出資で株式会社NIFという会社を設立します。NIFは翌1987年にパソコン通信サービスのニフティサーブの運用を始めたことで知られている会社ですね。その当時、私はパソコン系の雑誌を発行する出版社に勤務していましたが、パソコン通信の会社が次々と立ち上がるのを見ていて、そちらの方が面白そうだし、世の中を大きく変えていく可能性があると思い、1989年にNIFに転職しました。ちなみに、NIFは1991年に称号をニフティ株式会社に変更しています。

 

――ニフティ株式会社ではどんな業務に携わっていたのですか?

宮澤 企画部門にいました。そこで新サービスや新規事業の立ち上げなどに携わっていました。とはいえ、私が入社した当時のニフティは社員数がまだ50名ほどの規模でしたから、企画開発のみならず、広報宣伝から契約書の作成まで、何から何までやりました。いろいろ学ばせてもらいましたし、ある意味、ここで鍛えられました。

 

――ライフメディアとニフティはどのような関係にあるのですか?

宮澤 ライフメディアは、1996年に富士通の中の一事業部として始まり、2000年にそこからスピンアウトする形で会社設立に至りました。その後、2005年にそれまで富士通が所有していたライフメディアの株をニフティが買い取ったので現在、ライフメディアはニフティの子会社ということになります。私がライフメディアに来たのは2012年の4月、同年6月に前任者を引き継いで代表取締役社長に就任しました。

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終始笑顔で、インタビューに答える宮澤社長。人柄を感じます。

 

――社長というお立場では、あらゆる部門に目を行き届かせなければならないでしょうし、多種多様な事案に関わることが多いと思いますが、ご自身の実感として社長就任以来、どのようなことに最も注力されてきたとお考えですか?

宮澤 まず考えたのは、成長し続けることが第一義だということです。成長し続けるためには、優良会員様を増やしていかなければいけない。では、どうやって増やすのか? ここに一番注力しましたね。これを一番の課題に、サービスの拡充や顧客満足度の向上、良質なコミュニケーションといった具体的な施策に落とし込んでいきました。

 

――単に会員数を増やすことと、優良会員を増やすことの間には、当然アプローチに違いがあるということですか?

宮澤 両者はある意味、延長線上にあるものですが、大事なのは入会後どれだけ利用していただけるかです。そこで課題となるのが、会員の皆様とどのようにコミュニケーションしていくか。One to Oneでのコミュニケーションが理想ですが、現実的には難しいので、ある程度グルーピングさせていただきながら、こういう嗜好の方にはこれを、別の嗜好の方にはあれを…、といった具合にレコメンドしていくやり方を、今まさに始めているところです。

 

――なるほど。では、宮澤社長からご覧になって、同業他社にはないライフメディアの強みとは何でしょう?

宮澤 他社さんがどのような取り組みをされているのか詳しく知らないので、比較して優位かどうか定かではありませんが、収集したユーザーデータを解析・活用して会員様に対してさまざまな施策を仕掛け始めています。まだ途中段階ですが、この取り組みは今後弊社の強みになっていくのではないかと期待しています。そもそも出発点からして弊社はアフィリエイト事業ではなく、アンケート事業からスタートしていますので、他社さんよりはアンケート系の案件が充実しています。こうした出自も弊社の強みだと思っています。

 

――確かにインターネット上の評判などを読んでも、アンケートでポイントが貯めやすいという声が多いようですね。データ収集やアンケートといえば、御社は自主アンケート・調査結果レポートサイトの「リサーチバンク」も運営されていますね。

宮澤 「リサーチバンク」に関していえば、ありがたいことに各種の調査結果をさまざまな媒体でとりあげていただいています。何か気になることを検索したら「リサーチバンク」の調査結果がヒット、というところからリンク先のライフメディアにアクセスしていただく。そんなプロセスに対する期待もあって運営しています。対外的にはもっとアピールをして、いろいろな方に知ってもらいたいと思っています。あとは、最近ゲームを筆頭にちょっとした空き時間でポイントが貯まるようなカジュアルコンテンツを拡充させていることも弊社の強みと言えるかもしれません。ユーザーデータを活用して施策に応用していること、アフィリエイト以外に簡単にポイントを貯められるコンテンツを増やしていること。この2点が同業他社さんとの違いかな、と思っています。

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ライフメディアの社内の様子。若い世代が多い会社です。

 

――同業他社ということでいえば、まさに同業他社の集まりである当協議会(JIPC)に加盟されているわけですが、加盟当事者としての率直なご意見をお聞かせいただけますか?

宮澤 私がライフメディアの代表に就任したのが2012年の6月、JIPCにはその年の冬に加盟しました。ネットビジネスに携わってはいましたが、ポイント業界にはそれほど馴染みがなくて、情報もあまり持っていませんでした。そういう事情もあり協議会に加盟させてもらいました。加盟して良かったと思うのは、同じ目的――たとえば、マーケットを拡大していこうだとか、業界全体のプレゼンスを向上させていこうといった志を持つ方々の会社が集まっているということで、会社同士の繋がりもできましたし、各社の経営者の方々とも話ができるようになりました。リアルなソーシャルネットワークとでも言ったらいいのか、さまざまな形で情報が共有できるネットワークができたので、非常に有意義だったと考えています。

 

――確かに、同じ業界にいてもこうした団体に加盟しない限り、他社のことを知る機会は少ないでしょうね。

宮澤 人事制度やサポート業務の情報交換だとか、ポイントの経理処理はどうしているかだとか。個別具体的な事案について、各社さんから話が伺えるのでとても参考になりますね。

 

――なるほど。では、そんな御社の社風とは? 社内の雰囲気はどんな感じですか?

宮澤 私が思うに、弊社には真面目な社員が多いですね。互いに競い合うというよりも、連携し話し合いながら、物事を進めていこうという意識が強いと思います。その意味では協調性を基本とする社風といえるかもしれません。

 

――社風には代表である宮澤社長のパーソナルも、少なからず関わってくるのではないかと思います。宮澤社長はご自身をどのようなパーソナルの持ち主だと考えていますか?

宮澤 なんでしょうね(笑)。昔は、なんていい加減なヤツなんだと思っていました(笑)。それが最近だんだん几帳面になってきたなと自分でも思う時があります。立場や年齢もあるのでしょうけれど。一貫して変わらないのは、何事も前向きに捉える性格、だと思いますね。

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フロアには社員が自由に休憩できるスペースがあり、ドリンクサーバーやお菓子が用意されている。

 

――宮澤社長のパーソナルを知るために、少しプライベートについても質問させてください。ここ最近プライベートで最も時間を費やしていることは何ですか?

宮澤 最近ハマっているのは、まずゴルフですね。30代の頃に少し嗜んで以来しばらく離れていたのですが、JIPCに加盟したのを契機にまたやり始めました。JIPCのコンペがあると聞いて、あまりみっともない姿は見せられないと思ったのが、再開した動機です(笑)。あとはサーフィンですね。こちらはかなり長く続いています。

 

――サーフィンですか。それはいつ頃から?

宮澤 高校生の時からです。ちょうど雑誌のPOPEYEが創刊された頃で、アメリカの西海岸などが特集されているのを読んでハマりました。さすがにもう冬場は海に入りませんが、4月から12月ぐらいまで月に2、3回のペースで今もサーフィンをしています。体を動かすことでストレス発散になるし、海に入っていると、日々の悩みの事も小事に思え、忘れちゃいますからね(笑)。

 

――良い気分転換ですね。では、カルチャー方面ではいかがでしょう? 最近お読みになった本で特に印象に残っているものは?

宮澤 2冊ありまして、1冊は『スティーブズ』というタイトルの漫画です。小学館から出ている単行本ですが、タイトルから分かるようにスティーブ・ジョブズのことを描いた内容です。この漫画の原作者である松永肇一という人物が、じつは弊社の社員でして(笑)。もっとも、これはあくまで松永個人の仕事であり、弊社と漫画には何も関係もありません。ですが、単行本が出るたびに贈呈してくれるもので、楽しく読ませてもらっています。もう一冊は石原慎太郎の『天才』。こちらは期待したほどではなかったかな。

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窓の外を眺めながら打ち合わせができるスペースも。窓辺を活かし、社員が気分転換できるよう工夫している。

 

――なるほど。では、座右の銘はお持ちですか?

宮澤 イギリスの自己啓発作家にして哲学者であるジェームズ アレンが著した『「原因」と「結果」の法則』という著作の中に、“すべての結果には必ず原因がある”という言葉があって、これを心に留めています。著作には、原因がない結果はありえない。現状が良いにしろ悪いにしろ、そこには必ず原因がある。しかも、原因は人の思いに発するものというようなことが書かれています。原因を作るのが人の想いであり、その想いが考えになり行動になって環境を変えていく。となれば、“今”原因をしっかり作っておけば、“将来”ちゃんとした結果が出るのだろうとも想いますね。

 

――人の想いが原因を作るとすれば、現在、宮澤社長が抱いている想いが、ライフメディアの将来を決めるとも言えます。宮澤社長が現在抱いている想いを今一度、お聞かせください。

宮澤 最初にも申し上げましたが、やはり会社は“継続的”に成長させることが第一義です。成長を計る指標には売上や利益がありますが、それはあくまでも結果。むしろ、その結果を出すために何をするかの方が大事なのです。最近、社内でもよく言うことですが、複数の視点で物事を考えようと。たとえば、ひとつは財務の視点。これは売上と営業利益のことですね。もうひとつは顧客視点。顧客の視点に立って、顧客満足度をどう高めていくか。そのために必要なのが業務のフローを改善すること。改善した上で、新しいサービスや新しいビジネスを生み出していかなければなりません。もうひとつは社員の学習と成長という視点。業務のフローを変え、新しいアイデアを生み出すためには、社員全員が成長していかなければならないからです。そうした複数の視点を持ちつつ数字を上げていくのが理想。目前の数字だけを追ってしまうと成長も短期的なものに終わりがちですからね。なので、全体を成長させるような形で、強い会社にしていきたいと思っています。

 

――では、最後に今一度パーソナルな質問で終わりにいたします。10年後、宮澤社長はどのような人間になっていたいと考えていますか?

宮澤 10年後は、もう仕事してないんじゃないかな(笑)。理想をいえば、海の傍に暮らし、潮風を浴びながらビールを飲みつつ、たまに自宅でちょっとした仕事をするような生活ですか(笑)。人の役に立つことをしたいとも思っているので、何かボランティアに取り組んでいるかもしれません。今はまだ漠然とした10年後ですが、現在と同様、充実した時間を過ごす毎日、そんな風になっていたらいいですね。

 

―― 素敵な未来ですね。本日はどうもありがとうございました。